糖尿病リスクと肉食その2

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肉食と糖尿病の関係が取りざたされる中、新しい研究結果が報告されました。

報告をしたのは、シンガポール国立大学公衆衛生大学院のアン・パン助教、約15万人のデータを分析することで赤身肉と糖尿病の関係を明らかにしました。

赤身肉摂取増やすと、糖尿病発症率が上昇―15万人データ分析

ウォール・ストリート・ジャーナル 6月19日(水)10時51分配信
 約15万人のデータを分析した結果、過去4年間で赤身肉(牛肉や豚肉など)の消費を増やした人は、その後の4年間に2型糖尿病(生活習慣に起因するとみられる糖尿病)を発症する確率が、赤身肉の消費を増やさなかった人より高いことが分かった。

 赤身肉の消費と2型糖尿病の発症との関連を指摘する研究はこれまでにもあったが、赤身肉の消費量の変化と2型糖尿病の発症リスクとの関係を長期追跡したのは、今回が初めてとみられている。被験者は研究開始時以降、4年ごとに消費した飲食物の種類に関する詳細な質問に回答した。分析は約20年分のデータを対象に行われた。

 この研究では、概略して以下のことが分かった。赤身肉の消費量を過去4年間で1日当たり半サービング(1サービングは1食分の分量)以上増やした集団と、消費量を変えなかった集団とを比較すると、その後の4年間に2型糖尿病を発症するリスクは、消費量を増やした集団の方が48%高かった。

 しかし、同じく4年間で赤身肉の消費量を同じだけ減らしても、その後の4年間に糖尿病を発症するリスクは低減しなかった。ただし、もっと長い期間で見ると、リスクが14%減った。

 この結果は、その他の要素(体重や全体的な食事の質など)とは独立していて、両者の関連は見られなかった。

 論文の執筆者らは「この結果は赤身肉(と2型糖尿病の予防)との関連の強さを確認するもので、長期間にわたる赤身肉の消費抑制が予防上良い効果をもたらすことを示す証拠がさらに増えたことになる」と述べた。この論文の主執筆者はシンガポール国立大学公衆衛生大学院のアン・パン助教。

短期的に(とは言え4年間ですが)お肉を沢山食べる生活をした時には大きくリスクが高まるのに比べ、逆に同じ期間お肉を減らしてもリスクは変わらないというのは、これから改善をしようとする人に心理的な負担ですね。
もう今更変わらないのか?とも思える結果です。

しかし、もっと長い目で見た場合には改善されるとのことですから、かなりの根気が必要なようです。

ただ、今回の結果において、肉(たんぱく質)の種類が問題なのではなく、含まれる脂肪の種類が関連しているのではないか?という疑問も上がっています。

とはいえ、15万人を20年という大規模な調査においての傾向です。
少しお肉を減らす食習慣に変える方が安心ではないかと思います。

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