血糖値とからだの仕組み

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ブドウ糖は、常にどこかの細胞で必要とされているエネルギーですが、このブドウ糖はどこから来ているのでしょう?

誰もがご存知のように人間は「食事」をすることで補給をしているのは間違いありませんが、朝から晩まで何かを食べ続けている人はいません。

寝ている間も食事ができる人なんて聞いたこともありません。

食べていない間はどうやってブドウ糖を補給しているのでしょうか?

答えは、「からだの中で作り出している」です。

食事をすると、食事に含まれる糖質*が分解されて、ブドウ糖が作られます。

ブドウ糖は小腸から吸収されて、肝臓にたどりつきます。

肝臓にたどり着いたブドウ糖は、必要に応じてグリコーゲンと呼ばれる物質に作り変えられて保存されますが、肝臓に保存されずに全身に回ったブドウ糖は、骨格筋と呼ばれる筋肉で、同様にグリコーゲンに作り変えられて保存されます。

血液中のブドウ糖が少なくなると、肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンをブドウ糖に作り変える働きが起こります。

これによって、食事をしていなくても常に必要な量のブドウ糖を確保することが出来るというわけです。

この仕組に関わっているのが、インスリンとグルカゴンというホルモンです。

どちらも、主に膵臓で作られる物質です。

インスリンは血液中にあるブドウ糖をからだに取り込む信号の様なものです。

食事をすると、ブドウ糖が沢山からだに取り込まれることになりますが、必要なブドウ糖以外は溜め込むこととなりますが、この働きをコントロールするのがインスリンです。

逆にグルカゴンは、血液中からブドウ糖が少なくなって来た時に今までに溜め込んだブドウ糖を放出させる信号の様なものです。

人間のからだは、寝ている間でさえ常にエネルギーを必要とします。寝ている間にエネルギー切れで死んだりしないのは、グルカゴンのおかげと言えます。

血液中にブドウ糖が多いときにはインスリンが表舞台に立ち、血液中のブドウ糖が少ないときにはグルカゴンが表舞台に立つというのが基本的な仕組みです。

これらのホルモンが、常に綱引きをしながら血糖値のバランスを一定に保っているわけです。

*糖質というのは、糖を主な構成物質としたもので、必ずしもブドウ糖が含まれるとは限りません。また、必ずしも分解されるわけではありません。ブドウ糖の元となる糖質のなかで最もポピュラーなものはデンプンです。

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